2022年11・12月例会
俳優座劇場プロデュース
日時 11月27日(日)午後5時開演(4時半開場)
会場 知多市勤労文化会館 つつじホール
ノルウェーの作家イプセンは社会劇の創始者と言われ、特に1879年に発表された「人形の家」は新しい女性像を世に示し、近代劇の出発点となった作品と評されています。その「人形の家」を演出の西川信廣、作曲・音楽の上田 亨、作詞の宮原芽映と共に音楽劇として2017年に上演、高い評価を戴きました。
ノーラを演じるのは、その美しく透きとおる歌声で客席を魅了する土居裕子。本作の演技に対する評価により2019年に紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞しました。
夫ヘルメルには大場泰正、運命の鍵を握るクロクスタに畠中 洋。親友リンデ夫人に髙橋美沙。進藤 忠、長浜奈津子の実力派と、オリジナル戯曲には無いアンサンブルを登場させ劇世界を拡げます。
皆様の熱いご要望にお応えし、2022年秋三度目の上演が決定!
2022年9・10月例会
トム・プロジェクト
日時 9月19日(月・祝)
会場 知多市勤労文化会館 つつじホール
治らんもんには、慣れるしかない。
ばってん、治せるもんに、慣れる訳にはいかんのじゃ、わしらは...。
1993年水俣。あの忌まわしい事件から時を経て蘇った不知火海。
かつて、その美しい海で漁を営み、多くの網子を抱える網元であった杉坂家は、その集落で初めて水俣病患者が出た家でもあった...。...長く続いた差別や偏見の嵐の時代...。
やがて、杉坂家の人々はその嵐が通り過ぎるのを待つように、チリメン漁の再開を決意する。
長く地元を離れていた長男も戻ってきた。しかし...本当に嵐は過ぎ去ったのか?
家族のさまざまな思いを風に乗せて、今、船が動き出す...。
生きとし生けるものすべてに捧ぐ、ある家族の物語。
2022年7・8月例会
劇団民芸
日時 7月26日(火) 午後6時半開演
会場 知多市勤労文化会館 つつじホール
永井荷風生誕140年 没後60年
明治・大正・昭和の三代にわたって文豪として名をはせ、文化勲章を受章した永井荷風〔1879-1959〕。ひかげの女性を描いた小説を数多く書きましたが、その日記「断腸亭日乗」には軍政府への批判を書きつらねました。
戦後は千葉県市川市に移り住み、その自然と風情を愛します。家族をもたず、ときに独り暮らしのさびしさを日記に記した荷風ですが、自分らしい晩年を望み、最期も独居老人の孤独死をみずから選びます。個人の自由を求め、自分らしく生きた半生を、老後と過去とを行き来しながらユーモラスに描きます。
2022年5・6月例会
文学座
日時 5月24日(火)
会場 知多市勤労文化会館 つつじホール
昭和19年、愛知県瀬戸。
加藤家は代々、陶芸家の家系で瀬戸の町では一目置かれた存在である。
加藤嘉男は一流陶芸家でかつては瀬戸の赤鬼と称される程の才能の持ち主だったが、今はただの酒好きで妻のトヨには全く頭が上がらない。
この家には二人の息子がいる。長男の和雄は陶芸の才能豊かで学校でも優等生、しかし今は戦地に赴いている。
一方、次男の昭二は幼い時の事故がもとで足が不自由、陶芸の才能にも乏しく、徴兵不合格の身でお国のためにもならない役立たずである。
そしてもう一人、三年前からここでお手伝いさんとして働いている秋代。賢くはないが、前向きなのが取り柄の娘である。
戦況が厳しくなり、陶芸の窯の燃料の石炭にも不足し、瀬戸の職人の中には代用品として、陶製の手榴弾を作り始める者もあらわれる。トヨは大事な長男を奪い、瀬戸の職人の仕事も奪いつつある戦争のことを憎んでいる。
そんな時、陶器会社の井上がある報せを持って来た。
金属不足を補うために大蔵省は金属貨幣に替えて陶器貨幣を発行することを決定、有田、瀬戸が製造地として選定されたというのだ。話を持ってきた井上も、割れない陶器のお金を作ることの難しさは重々承知しているが、上の決定には逆らえないので、加藤家に話を通そうとしたのだ。 しかし、トヨは「何がお国のためだ!」と猛反対。嘉男も、そもそも技術的に無理だと主張する。
ところが、その話を聞いていた昭二は違った。
「これを成功させたら兄貴を見返すことが出来る」
昭二は今までの鬱積の全てを陶貨作りにぶつけようとするが…。
2022年1・2月例会
劇団NLT
日時 1月20日(木) 18時半開演(18時開場)
会場 知多市勤労文化会館 つつじホール
上演時間 1時間45分
新宿・歌舞伎町に残る最後のグランドキャバレー「ミラクル」。
昭和の時代に全盛を誇ったこの店もあと一週間でついに閉店することが決
まっていた。
この店で38年、歌い続けたスミ子とカズエはまもなく歌う場所を失うこ
とになる。
スターにあこがれ上京し、スターを夢見て歌い続けたふたり。
年を重ねるとともに、その夢もあきらめ、それでもステージに立つことだ
けはあきらめられなかったふたり。
その日々も、まもなく終わる、そんなとき。
人生の大半を過ごしたこの楽屋でこれまでの日々を懐かしく振り返るスミ
子とカズエに今夜、思いがけない“ミラクル”が巻き起こる。
2025年1・2月例会
ピュアマリー
日時 1月23日(木)
午後6時半開演(午後6時開場)
会場 知多市勤労文化会館 つつじホール
「刑事コロンボ」の生みの親、レビンソン&リンクが、全盛期の1982年にTV映画として書き下した最高傑作!!当時NHKで放映され大反響を呼びました。物語の舞台は「劇場」、実力派俳優たちが繰り広げる白熱のバックステージ物語。衝撃のクライマックス!心地よく騙された快感に胸躍る圧巻の舞台! ミステリーの醍醐味を存分にお楽しみください!!